“なりすまし詐欺”の実際 – その3

雑記

段階的に記事をおこしている、なりすまし詐欺の報告・第3回。

基本的に「一連の記事を読んでいる人向け」なので、いきなりここに来た人は下記の2件をお読み頂けると幸いです。

第1回

第2回

 

 

ダラダラと詐欺師相手に連絡を取る事数日。

 

 

 

連絡を取り合って4日目の奴のメールが励みになるのか…。

 

しばらくやり取りをしていると、ある瞬間に“家族に関する話題“が飛んできます。

 

 

 

”身内に関する笑い話“とかであれば喜んで聞きますけどねぇ。

家庭の事情に関して「これっておかしいよね⁉︎」と質問されても、「はい、おかしいです」って答えたら親父が突然湧いてきて「娘のメールを見たぞ、名誉毀損だ」だとか騒ぎ出しそうなので、ここの返しは結構気を遣いましたよ、ええ…。
そして相変わらず淡白な返答よ、「どんな親父だった」って聞かれたから回答したのに「そうなんだ…♪」って何じゃい。

 

 

 

意地でも「おかしい」と言わせたいらしい。
いやまぁ、これの場合は同情だとか、そういう心理的な共感を狙っての発言でしょうけど。

 

 

で、父だの兄だの、一通りの役が出揃ったところでまた少しの間雑談みたいなものが続きます。

 

 

 

この心理テストですが、「直感で」と言われたので「直感で好みの異性のビジュアルを想像して、その年齢層」を伝えました。うへへ。

 

 

〜一向に振込みだの何だのという話題が上がらないので、この辺りで再度混乱し始めますが、このメールの翌日に進展が。

 

 

 

っしゃぁ、なんか早速事故ったぁぁ‼︎

そうそう、こういう“如何にもカネが絡みそうな話題”を待ってたんすよ‼︎

 

もし事実であれば「お気の毒に」ですが、“(後日調べて知りましたけど)身内が守備良く事故を決め込む”のはなりすまし詐欺の常套パターンです。

個人的には、「うわっ、出てきて2日で事故ったw」って感じで笑っていました。
だって2日(父と兄の紹介が2/26、兄がスタントをキメたのが2/28)って早過ぎるもん、ゲームとかの咬ませ犬かよ。

 

まぁ、事故るタイミングについては“偶然”なんてのも実際にはあり得るのでまだ良いとして、問題は「何故俺に相談するのか」と。

…何?メールだけのやり取りをして5日ほどで「付き合って2年です…♪」並の彼女面っすか?

 

 

賢明な皆様はお分かりでしょうが、「身内が事故った」なんて状況下であれば、普通は最近知り合ったメル友(笑)なんかに相談しません

大体「父親にLINEは禁止されている。Eメールは許可されている。」っていう設定も意味不明ですし、よくよく見ると今までの発言の細部に違和感というか矛盾というか、そういうものが随所に含まれているんですよね。
そもそもLINEが嫌でガラケーを維持し続ける筆者に「LINE使わせてくれないんだよ⁉︎」なんて言葉は何の同情も生まん。残念だったな!

 

 

 

…おっと、事故の被害者(?)を放置していましたね。

 

ここで「自分に何か出来ることは?」なんて言うとJALの上海行きビジネスクラスの費用とか要求されそうなので、自分の実体験をちゃんと織り交ぜつつ、カネの話は逸らしていく方向に。

 

 

 

もし本人が読んでいたら「俺の事じゃねぇか」と思うかも知れませんが、初のバイクを購入してから1ヶ月で事故った(幸い自損事故)友人が居るんですよねぇ。
「その時の経験」と「自分自身の事故の経験」とを織り交ぜた、正に実体験。

 

 

 

さて、これを送りつけて、向こうからの回答を待ちます。

〜が、所詮相手は詐欺師。

 

 

 

そんな奴のメールを携帯電話にへばり付いてまで待つ趣味はないので、ゲームで一休み。

 

 

 

…もうこの子可愛い、麗しい、最高。

 

“詐欺師に乗っかる疲労”よりも、“このキャラを好む層に、叩かれるような行動をしでかす輩が多い”という記事を見た時の方が疲労が大きかったです、ええ…。

 

 

 

 

少し間を空けてからメールが届き、それらに返信を返すと

・無事だった(チッ…)
・両脚を粉砕骨折、全治6ヶ月
・兄の仕事を埋めるべく、そちらと関係する部署に転属して色々教わる(元々事務作業がどうのこうの言っていましたが、そこから経営側に回るとか。親父は一族経営にこだわり過ぎ、もっと采配考えろ)

〜などの情報が舞い込んできます。

 

 

それらとほぼ時を同じくして。

 

 

 

こんなメールが来ます。

この「チャット(要は向こうのホームグラウンド)に切り替えないか」という勧誘が届くともう激アツです、パチンコ(やった事ないけど)で言うところの確率変動みたいなもんです。

 

そして文章も相変わらず、

・携帯電話を没収されるのにチャットを提案。
→生憎テレパシーは体得していません。
・せっかく出会えたのに…
→メールでやり取りしているだけで、別に出会(遭)ってはいない。
・チャットでメールしても…
→…え、何?どっち?

〜とまぁ、ツッコミどころが多くて嬉しいです。

 

 

先述した通り、コイツが言う“チャット”というものが向こうの用意するトラップで、コイツ(等)はここに獲物を引き摺り込みたくてしょうがないのです。

その為、

 

 

 

これは3/2 13:58受信。

なんか凄い勢いでチャットを促すメールが来ます。
怖っ、ってかウザっ、必死過ぎ。
まぁ、向こうは騙し取れそうなチャンスだから必死か。

 

 

さぁ、次回は詐欺師の本拠地たるチャットルームに入りましょう。