こんばんは。
さぁ、今回のお酒は“趣味走り”らしく、バイクを走らせて買ってきたお酒。
バイク出てきませんけど。
千葉県の南部にある「道の駅 和田浦 WA・O!(以下WA・O!)」に立ち寄った際に偶然見つけたもので、ラベルに惹かれて買ったモノになります。
…
…随分愛らしいな、君は。
WA・O!の物産コーナーを覗いたら、このクジラがジーッとこっちを見ているわけですよ。
しかもラベル(クジラ)は一つ一つ手でカットしたものを使っているようで、フチの処理にムラがある(=手作り感がある)のがまた愛らしいわけですよ。
…気付けば抱えてレジに並んでおりました。
改めて、クジラの小旅行♪
この書き方ですから、恐らくは銘柄に「♪」も含めるのでしょう。
大海原を何年も掛けてやってきたクジラがあんなにキュートな子だったら、そりゃ買ってあげたくもなるってもんでしょうよ。
原材料を見てもらうと分かる通り、特にクジラの出汁などが使われているお酒ではない様子(あのラベルで使われてたら泣く)。
ただ、販売しているWA・O!もとい和田町は古くからクジラが食文化として根付いており、また捕鯨基地もある全国有数の漁港だそうで、それにちなんだラベルとしてこのデザインになったのでしょう。
(筆者を含む)平成以降の世代にはあまり馴染みがないですが、昭和生まれの先輩方なら「うぉぉっ、懐かしっ!」と感じる“クジラの大和煮”などの缶詰が売られていたりと、町レベルでクジラを推しているのがよく分かります。
結局食われるクジラ。
やっぱ泣く。
では乾杯。
んんー、なんか独特…?
今まで買った事はないのですが、“熟成酒”というものだからでしょうか、「おおむね日本酒だけれど、普段の日本酒では感じないボワーンとした独特の香りが含まれる」という、少々個性のある味。
ただ、一口目は少し戸惑うものの、二口、三口と呑むにつれて段々と慣れ、やがてこの味が楽しくなってきます。
例えが少し難しいのですが、“郷土料理”とでも言いますか、「見た目も味もちょっと独特な感じが残っているけれど、一度ハマると美味い料理」ってあるじゃないですか。
それをもう少し弱くしてお酒に落とし込んだ感じ、と言えば分かりやすいかなと。
可愛いクジラとにらめっこをしつつ、その個性的な香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
では、今回はこの辺で。
次回もよろしくお願いします。
追記
このお酒、ラベルの裏面が海の絵柄になっていました。
なんかこう、これだけ可愛いと瓶が捨てづらい…。