廃墟に魅せられて – その3(前編)

バイク
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こんにちは。

 

 

 

ブログのネタをバイクで探しに行く当人としては、梅雨は(気分的に)バイクに乗りづらく、中々ネタ収集に困ります。
「だったらなりすまし詐欺とか腕時計の記事の続きを書きなさいよ」っていう核心的なツッコミは無しで。

 

という事で、(結局前者は差し置いて)今年の3月頃に訪れた廃墟の事でも書き連ねます。

 

 

 

ちょいと前に紹介したボロバイク、もといSRX-6で行きました。

3月中旬に行ったもので、且つ廃墟なものですからまだまだ寒いシーズン。
まぁ、廃墟って虫害だとか植物の侵食だとかが付き物なので、寒い時期の方が何かと都合が良いんですよね。
~虫嫌いだし。

 

んで、肝心の廃墟はコチラ。

 

 

 

純粋な経年劣化だけでこうなったであろう雰囲気。
やはり廃墟はこうでなくては。

 

今回の物件は山間に位置する集落跡なので、斜面を少し登ったところにもう一棟の廃墟があります。
全盛期にどれほどの住宅が建っていたかは知りませんが、まぁ土地柄そんなに大規模な集落ではなかったでしょう。

ただ、(半ば放置されているような状態ですが)真ん前に現役の舗装路があるのは特徴的。
「農道みたいな道しかなく、交通の便が悪くて住人が離れた」みたいなのが廃集落になりやすいので、直接バイクや車で乗り付けられるのはかなり楽です。

 

 

では、お邪魔します。

 

 

 

Oh…、中は半壊気味。
んまぁ荒らし行為によるものではなさそうですね、何かこう「不要な家具等をポンポン放り込んだ」というか「強風等で吹っ飛ばされた」というか。

 

 

 

廃墟に転がる”千両箱”ってなんか虚しい。

 

少し奥へ行きましょう。

 

 

 

妙に広い台所(土間)。

こういうトコロに残された段ボール箱や食品の残骸って気になるんですけど、迂闊に触って変な虫とか飛び出してきたら半泣きになりながらキレそうなのであんまり触らないようにしています。

 

~約2年前でしょうか、ある廃墟に近づこうとして雑木林を歩いていたら、デカい蜘蛛の巣が頭に絡み付いて「うぇっへぇあぁっ!?」みたいな奇声をあげた覚えが。

 

 

 

違うアングルからもう一枚。

「廃墟≒陰鬱」なイメージなので、光が差しているとなんとなく良い写り方に見えます(と思い込んでいます)。

 

 

 

台所といえば冷蔵庫。

風化が激しい缶詰が2~3個転がっていますが、迂闊に触r

 

 

 

土間のすぐそばに一段高くなった居間があり、そこに鎮座するちゃぶ台。

食器等々が「さっきまで食ってました」みたいなレイアウトで残っていましたが、住人はこつ然と消えたんですかね。
フツーこういうのって出しっぱなしにするもんじゃないでしょうに。

 

 

 

ちゃぶ台の近くにあった”8トラック”のテープ。
カセットテープは幼少期に触った事あるけど、これは初めて実物を見たよ…。

 

ちなみに書かれている
1.兄弟船
2.だんな様
3.ひとりごと
4.娘心
~のうち、1~3曲目はYouTubeで聴けるっぽいです。

4曲目だけ全然情報が出てこない…。

 

 

 

8トラックテープが転がっている居間の奥は崩落しておりました。

風雪にさらされるような土地ですし、あと何年もしたら潰れそう。

 

 

 

崩落した部屋のすぐ隣にある浴室。
間取りがつかめない崩壊っぷりなので何とも言えませんが、脱衣室は何処よ…?

 

 

 

さて、これ以上奥へは入れなさそうなので、外へ退避。

 

 

 

向かって右隣りにある納屋。

住居よりも簡素な造りのせいか、このまま眺めていたらリアルタイムで倒壊しそうな形状に。

 

 

 

改めて外から見てみると、壁がひしゃげて潰れかかっているのがよく判ります。
我ながらよくこんな建物に入ったもんだ…。
※ここまで来るとかなり危険なので近寄らないで下さい。

 

 

 

家のそばに転がるレンジだかオーブンだか。

 

 

 

おうおう、懐かしのブラウン管テレビ…。

これの電源を入れる時の「ブゥンッ、パチッ、プツッ…」みたいな音とか、電源を消す時の「画面中央に向かって映像が瞬時に小さくなっていくように見えるあの感じ」とか、実際に見た事ない子もちらほら居るんでしょうね。
こういう時に”自分の年齢”ってヤツを感じますよ…。

 

では、長ったらしくなるので今回はこの辺で。

2棟目は別の記事で紹介します。