廃墟に魅せられて – その1(前編)

廃墟

こんにちは、翁です。

 

 

 

今回は廃墟に関するお話。

 

“廃墟”について今更説明する必要はないと思いますが、一応述べておくと「使われなくなった建造物」ですね。

 

私個人としては、廃墟の「往時の空気を留めつつも、流されるがままに風化・侵食され、少しずつ自然の一部になっている様(さま)」に魅力を感じておりまして、不定期に単独で廃墟へ赴いてはその雰囲気に酔いしれています。

 

 

過去に、そういった廃墟たちを撮影してはその画像をTwitterで公開するというのをやっていましたが、Twitterって「一度のツイートに添付できる画像は4枚まで」と決まっておりまして、廃墟なんて撮影したら画像は4枚では収まらんのです。

〜そこで「4枚の画像を添付したツイートを複数回発言する」という事をしていたものの、冷静に考えたら「画像が付いて重いツイートを連投してくるアカウントって、タイムラインが流れてウザそう見づらそうだな」と思い、ブログに投下する事に決めました。

 

 

 

〜さて、そろそろ本題である「今回訪れた廃墟」を見てみましょう。
もちろん「趣味走り」だけに、今回もバイクで行ってますよ。

 

 

※もし当ブログ又は他のブログ・ウェブサイト等で廃墟に興味を持った場合、正直なところ「自分自身で行かないで画像だけ見て楽しむ」のが賢明です。
安易な気持ちで行くと怪我をするばかりか、最悪の場合は命を落とします。

 

 

 


今回訪れたのは廃校。

 

前もって調べていた情報だと、「現在は校庭が災害時の避難場所として指定されており、校舎は保管されている」というような話。

 

〜これ、保管というよりも「ただ放置されただけ」ですよね。

 

 

 

で、校舎に隣接する一棟の建物。

体育館と同じような役割の建物かと思われますが、こちらは校舎よりもマシな状態。

 

しかし、学校とはいえ「何十年も昔の木造校舎」なので、「4階建て鉄筋コンクリート構造の校舎」で小学時代を過ごした筆者としては、懐かしいどころか新鮮な気持ちです。

 

 

では、(最初に入ったのがそっちだったので)体育館っぽい建物から入ってみましょう。

 

 

 

入るや否や、32畳+舞台で構成された広間が。

なんでも明治時代に出来た学校らしいので、時代を考えたら「体育館でバスケ」というよりは「柔道とかの日本武術」の方が合ってそうですし、そりゃ畳になりますよね。

 

 

雨漏りして腐った畳からは、青々とした雑草がコンニチワ。

当初はバケツで雨漏りを受け止めていたのでしょうけど、もはやそれも意味を成さず。

 

 

 

一つだけ残された机(演説台?)が良い味出しています。
上に乗っかっているのはジョウロの残骸。
中身はすっからかん。

 

 

黒板には、おおよそ廃墟らしくない随分知的な落書き(数式)がどっさり。

ちなみに私ゃ数学は大嫌いなので、調べる気も起きませんでした。

 

 

 

黒板と反対方向に位置する部屋にはキッチンがありました。

地域の交流の場として使われていた時期があったようなので、その時に増設したのでしょう。

 

 

 

キッチンの左の引き戸に貼られた注意書き。

〜トイレの入念さよ。

 

 

 

キッチンの右側にある受付口みたいなカウンター。

〜なんかこう、キッチンとカウンターの配置に違和感を覚えるのですが。
“カウンターの向こう側にキッチンがある”のなら分かるんですけど…。

 

 

 

カウンターの向こうにある部屋。
ザ・和室ですね。

尚、この部屋をはじめ、あちこち床が腐ってるので、注意しないとそのうち床が抜けると思います。

 

で、右側の収納の奥に張り紙があって…。

 

 

 

〜こんなとこにナマモノは置きたくない。

 

 

で、この小さい方の和室から大きい部屋に戻って、すぐ左にある扉を開けると、

 

 

 

明らかに増築された感のあるトイレ。

 

この小便器の左側に和式トイレがあるのですが、この造りだといささか使い勝手が悪そう。
多分男女兼用っぽいんですけど、男性が用を足しているところを見られちゃうじゃないの。

 

 

 

そして“大きい部屋”の裏側へ。
壁の隙間から伸びたツタがお洒落ですね。

 

 

 

裏側。
投票を促す標語が書かれた看板以外、特にこれといったものは残っていないですが、それにしても木造建築は温かみがあって良いですね。

 

ちなみに左奥の引き戸は「隣の校舎への通路」となりますが、校舎側の壁が大破している為通路感はあまり感じられず。
残念。

 

 

 

 

 

 

〜これ以上画像を貼るとこの記事が重くなりそうなので、体育館を紹介しきったところで一区切り。

校舎の内部に関する記事はこちらをどうぞ。