日野オートプラザを楽しむ

雑記

丸三ヶ月放置ッ…。

いやねぇ、仕事で時々ブログを書いているものですから、きっとそれで更新した気になって疎かにしてしまったんでしょう。ええ。

 

まぁそれはそうと、最近の人には「トントントントン日野の2t」のキャッチフレーズでお馴染みの、トラック製造で有名な日野自動車
この日野自動車の歴史を辿れる博物館が東京の日野市にあるということで、早速お邪魔しました。

〜ホントは2、3年くらい前から存在は知ってたのですが、どこぞのウイルスが蔓延してくれたおかげで博物館などの施設は軒並み休業とならざるを得なかったのはご存知の通り。
ただ幸いなことに、日野の博物館は10/2を以て営業を再開したようです。

 

 

 

到着して早々に出迎えてくれるのは、駐車場入り口の名物、トヨタ・ハイラックス。
※肝心の建物は撮ってないです。

 

ハイラックスってトヨタの車だからトヨタで造ってると思い込んでましたが、日野自動車が製造を請け負っているって不覚にも初めて知りましたよ…。

 

 

 

この時と、帰り際に対応をしてくれた警備員の方が中々気さくで、「お客さん、撮影自由だからドンドン撮ってね!」と。

〜ほうほう、それじゃお言葉に甘えて…。

 

で、その言葉を受けながら博物館こと日野オートプラザへ向かうと。

 

 

 

おぉぅ…、

おぅぉぅ…、

おぉぉーぅ…!

 

ヤバい、久々の博物館だからテンションが上がってきた…。
※元々博物館とかって結構好きなんです、特に工業製品に関連した施設とか。

 

上記の画像はいずれも日野自動車にとって重要な車両ばかりですが、折角なんで詳細は現地で見てください。
だってねぇ、当ブログやその他媒体を見るだけで行った気になってしまったら勿体無いですもの。
”百聞は一見に如かず“ってよく言うでしょ。

 

 

これら歴史的な車両は勿論のこと、個人的に是非見て欲しいのは、これらの車両から少し離れたところにポツンと(?)置いてある現行車。

 

旗艦モデル、プロフィア

言ってしまえば「街中でもよく見る車両」なんですけど、運転手でもない限り、超至近距離で見る機会って意外と無いものでして。

 

 

「よくよく見るとこんなにデカいの…!?」と圧倒されること請け合い。

いやねぇ、普段何気なく見過ごしてると思うけど、ちゃんと見ればトラックも面白いのよ?
とりあえず色々とデカすぎて。

 

 

さぁ、前菜と呼ぶにはあまりにもユニークなクルマたちに見守られながら、メインの建物に入りましょう。

 

 

 

…建物に入った瞬間にまた凄い車両がお出迎え。
1917年に製造されたトラック(※レプリカ)ですって…!

 

 

 

今なら鉄やアルミで造られるホイールが、まさかの木製。
時代からして、恐らく馬車の延長線みたいな構造だったんでしょう。

 

えぇい、これ全部紹介したら記事の文字数がえらいことになるぞ…。

 

 

 

ここからはダイジェスト(という名の放棄)だ、全容は実際に行って確認して下さい。

 

という事でエレベーターで2階へ行って受付を済ませ、社史やレース参戦の記録、車両の変遷(これらも中々濃厚ですよ)などを読みつつ1階のメインブースへ行くと…、

 

 

 

おっ、おぉっ…!

 

 

 

おおをぉぉッ…!

 

 

 

うひぃ!

コレですよ、コレ。
死ぬまでに一回は実物を見ておきたかった、日野の幻の乗用車、コンテッサ900スプリント!

 

そう、今でこそトラック製造に集中している日野自動車ですが、昔は乗用車も造っていたんですよ。
存在自体は十数年前(高校生くらいの頃)には知っていましたが、まぁ何せウン十年も昔の車両ですからそうそう見れるはずもなく…。

いやしかし、2023年現在じゃ絶対あり得ないこのゆったりした曲線、そして(某ドイツ車のように)後ろにエンジンを積んでいることによるボディ横のフィン、もう文句無しにステキ。

 

どこか非現実的で流麗なデザインなのに、その正面のエンブレムはまさかのカタカナ表記。
もうダメ、超可愛い。

 

 

そしてこのフロア、他の日野の車たちも仲良く暮らしていまして、

 

 

 

同じ名前でもガラッとカタチが変わったコンテッサ900

 

 

 

ドシっと構えてアメリカンな風格も感じるコンテッサ1300クーペ

 

 

 

遊べる軽、ハスラー!
戦後の日本を支えたオート三輪のひとつ、ハスラー…、

 

 

 

隅っこにちょこんと佇む、よく判らないけどなんか可愛いトラック…、
これ売ってくれないっすか…。

 

 

 

そして中央にデデンと鎮座するボンネットバス!

 

このバスは中に入れまして、ひとたび足を踏み入れれば昭和30〜40年代の情景が鮮明に呼び起こされます。
「…お前平成生まれのくせに」って?

 

まぁ今更世の中が戻るとは思わないですけど、この昭和中期ならではの”どことなく温かさを感じるアナログな時代“に逆行したい…。

 

 

 

博物館を退出する前に振り返ると、「この展示物たちにまた会うことが出来るだろうか」という不安感と、展示物たちから「また来てね」と声を掛けてもらってるような安心感と、その2つを同時に感じるのは私だけでしょうか。

 

 

で、さらに奥へ行くと、

 

かつて製造されたエンジンがゴロゴロしている部屋が二つほどありまして。
案内とかをよく読んでなかったのですが、特別展示か何かかなーと。

 

 

こんなデカいエンジンとか、

 

もっとデカいエンジン(飛行機に使われた「星型エンジン」と呼ばれるモノ)とか、

 

展示されていたエンジンのうちの1つの、複雑怪奇な形状をした部分だとか…。
(エンジンの詳細については「ハ9」でググって下さい)

 

 

いやぁ、メカ好きにはたまりませんねぇ…。

 

 

 

退館時にチラッと見えるちっちゃいトラック。
売ってくれませんかね。

 

 

 

日野オートプラザ
〒192-0916
東京都八王子市みなみ野5丁目28番5号
日野自動車21世紀センター内

 

博物館としての規模はややコンパクトですが、社史をじっくりと学べるほか、懐かしの名車たちに至近距離で会える日野オートプラザ。

東京都内にありアクセスも中々楽かと思われますので、時代を駆けた個性的なクルマたちを眺めながら穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

では、またそのうち更新します。