“なりすまし詐欺”の実際 – その4

雑記

詐欺のメールに自ら飛び込んでいくシリーズ、第4回。

 

「ブログとしての読んで楽しい長さ」を心掛けていますが、一部始終を取捨選択・整理して纏めていたら4回目まで達してしまいましたよ…。

 

 

 

一連の記事をご覧になっていない方は、お手数ですが第1回から読んで頂けると「あぁ、そういう流れか」というのが一層わかるかと思います。

 

第1回・出会い(?)編

第2回・交流編

第3回・なんか色々進展しました編

 

 

 

 

さて、一連の記事をご覧頂いて、もしも私と同じように妙なメールが届いて「胡散臭いから揶揄(からか)ってやろう」とお考えの方が居ましたら、予め警告します。

 

 

今回はあくまで「当ブログの編集者が実際に経験した詐欺の手口の一例」を公開しているに過ぎないので、もしご覧頂いているあなたに「似たようなアプローチ」が来た場合、それ以降の手口が必ずしも今回の場合と一致するとは限りません。

 

詐欺師と想定して攻撃をするのか、危機回避の為に最初から無視をするのか、あるいは淡い期待を求めて連絡を試みるのかは各々の判断に委ねますが、その手口に乗っかってしまった事による被害については一切の責任を負いません。

 

改めて、当ブログでは茶化した書き方をしていますが、向こうは本気でこちらの金を奪い取ろうとしているだけの輩であるという事をお忘れなく。

 

 

 

 

〜ちゃんと警告文を書いておくと、なんかソレっぽいですね。
まぁこのブログは「趣味走り」なので、堅い話はこの辺にして顛末を書くのみです。

 

 

 

 

前回は“チャット”に誘われると同時に得体の知れないリンクが送られてきて、そこにに飛び込もうというところまで進展しておりました。
しかし、この”チャットでメール“という、“スープの無い汁なし坦々麺”みたいな言い回しがステキ。

 

〜ただ、こういうモノは後先考えずにリンクを踏むといずれとんでもない目に遭うので、ガラケーの出番はここまで。

変な通信料とか発生するのも嫌ですからね。

 

 

その為、これより先はiPad miniで返す事に。

 

 

事前にiOSのブラウザであるSafariでリンク先を入力し、とりあえず(怪しいけど)踏んだ直後にどうこうされるウェブサイトではなさそうというのを確認し、そのまま突撃しました。

 

 

 

そうすると、「なんだかチープだけれど、どことなくLINEに似ているウェブサイト」に飛びます。

似せているサイト」という時点で相当怖いのですが、恐る恐る左下の“トーク一覧”をタップ。

 

 

※尚、これらのスクリーンショットは後々になって撮影したものなので、「現在Pt」だとか「トーク一覧の件数(未読が10件みたいになってる表示)」は初期状態では0、又は表示なしです。

 

 

 

すると、それぞれのトークルームが表示されます。

 

しっかしまぁ、インターフェイスがもうLINEそのまんま。
「なんとなく見慣れたデザインで警戒心を解こう」って魂胆でしょう。

 

 

 

で、“きよみさん”のトークルームをタップして、また世間話みたいなものが再開されます。

尚、この画面ではグレーの吹き出しが詐欺師、緑の吹き出しが筆者となります。
こういうところもLINEっぽい。

 

 

〜にしても「恋人みたい」とか軽々しく言わんでくれ、何処の誰かも分からない詐欺師にそんな事言われたくないし、そういう言葉に「一瞬変な気を起こす自分自身」が情けないんだよぉ

 

 

以下、世間話を一部抜粋。

 

 

 

 

相っ変わらずこちらの返事に対してマトモな返しを送って来ねぇな、コイツは…。

万一詐欺師でなかったとしても、こういう人とはあんまり仲良くしたくないっす。

 

 

騙して搾取するにしても、「相手を楽しませてその気にさせて、財布の紐を緩ませてやろう」ってやり方が普通なんじゃないっすか…?

こんなにも「返答も話題の転換も一方的」なんじゃ(恋愛経験ゼロの私ですら)楽しめませんよ。

 

 

 

とまぁ、メールからチャット(?)に切り替わったところで、最初のうちは何も変わり映えせず、2〜3日間は駄弁っていただけ。

 

 

 

だーかーらー、「二人で頑張っていこうね」って何なの?
彼女ヅラすんじゃねぇ、そもそもお前が女である保証なんざ何処にもねぇだろうが!

 

そんな事言ってるから高校の思い出を落っことしてカチ割るんですよ。

 

 

 

あとはこういう心理テストとか、ホントにカネの話が出てこない出てこない…。
この後、「私の結果は翁(編集者)でした(*´∀`*)」みたいな返事が返ってきてるのですが、ウソつけ。

 

 

 

〜まぁ、こちらは「詐欺師の手口を見たいだけ」なので、カネの話をしてこないからといって急ぐ必要はありません。

ボロが出るまでじっくりと待ちましょう。

 

 

 

とはいえ、チャット部屋を眺めて待つのは楽しくないので、向こうが何か発言をしてくるまでゲームで一休み。

 

 

 

…もうこの子可愛い、麗しい、最高。

 

 

 

 

〜と思っていたら、ある時に進展が。

 

 

 

 

そうそう、こういう意味不明だけど状況が変わりそうな発言を待ってたのよ!
「寝坊しなかったよ(*´∀`*)」とかはお腹いっぱい!もう要らない!

 

 

(カネは一旦置いといて)筆者とやり取りする為に、没収された携帯電話の代わりとなる携帯電話を買う」というのは、一見するとソレっぽい言い分に見えます。

ですが、そもそも「この“LINEもどき”で連絡が取れているのに携帯電話を買う」と踏まえると、急に支離滅裂に感じられてGoodです。
若いカップルが携帯電話を没収された為に、会って話す以外の連絡手段を欲する」ってんなら意味は分かりますが、いや、お前と私は付き合っていないし遭った事もないし、メールもこのチャットツールも結局は「端末をポチポチ操作してるだけ」だから何も変わらんだろ…。

 

事故ったお兄様に代わって経営学を学ぶんなら、その無駄金くらい気付いて下さいよぉ…。

 

 

 

続けざまに「携帯電話を買うのは許してくれた。でもそれなら返してくれた方が早い」みたいな事を言ってきましたが、いくらなんでも苦しい言い分だなとは自分で気付かなかったんでしょうか。

 

で、「アドレスを交換しろ」としつこくせがんでいますが、3月6日は日曜日。
おっしゃる通り忙しいです、販売業故に土日祝は基本的に出勤なので、日曜の真っ昼間にメールなんかしている暇はない

ついでに、コイツには「チャット以降、ガラケーからiPadに切り替えました」とは一言も伝えていないので、多分このチャットを私の携帯電話に送っている(=携帯電話がめっちゃバイブしている)気でいたのでしょう。

更にもう一つ付け加えると、「せっかく翁とメールしたくて携帯買ったのに意味ないじゃん。笑」の一文がなんかムカつく。

 

 

 

で、時間が空いた時に(イライラしつつ)返答をすると、

 

 

 

体験期間がどうのこうのと、突然あれこれ言い出す詐欺師。

意図的かは分かりませんが、この“きちんと説明が出来てない(言葉が足りていない)文章”は本当に若い人っぽいですよね。
「25歳だよ♀」とかほざいていたのですが、そこだけは本当だったのかも。
惜しい事をしたな…。

 

 

ここまで来るとゴールは目前。

この「ポイントがマイナス」と言うところがコイツらの基本的な収入源となりますが、それについては次回にキッチリ説明します。

 

次がなりすまし詐欺に関する最後の記事になると思いますが、引き続きよろしくお願いします。